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    北4東6周辺地区を含む創成川以東地域の概要
   ▼地区の位置づけ
   ▼まちづくり活動のあゆみ
   


北4東6周辺地区を含む創成川以東地域は、明治初期に、勧農政策の推進のために札幌官園が設置されたことを契機に農作物の供給地として開墾が進められた地区である。
また、明治21年の札幌製糖工場(現在のサッポロビール園)の操業など、札幌市の殖産興業政策が展開される中で、豊富な資源と近代的機械による工業化を目指し、地区に多くの官営工場の立地を誘導し、札幌の工業地域としての発展を遂げてきた。
その後の昭和中期の鉄東地区の土地区画整理事業の推進等、急速な市街地の拡大に伴い、都心部からの人口の流出や産業構造の変化による工業機能の郊外化が進展し、地区の環境が変わる中で地区の土地利用転換が遅れ、空地が点在するなど土地の低未利用の状態に至っている。
一方、創成川以東地域のまちづくりの中心となっている苗穂地区は、都心に近接した位置的な重要性と潜在的なプロジェクト展開の可能性から第4次長期総合計画では、多中心核構造を構成する『高次都市機能拠点』の一つとして位置づけられている。高次都市機能拠点とは、国際的・広域的な影響を持って札幌の魅力と活力の向上を先導する機能であり、都心を補完するものや、都心への立地が必ずしも馴染まないものが特徴的に集積する拠点である。高次都市機能拠点としての苗穂地区は、都心近接性、交通利便性の高さ及び地域の自然資源や産業資源を活かしながら、居住機能の充実、集客交流産業の育成、オープンスペースの創出、歩行者ネットワークの強化などを段階的に進め、産業文化・交流地区の形成を目指す地区とされている。現在、この地区は、サッポロビール札幌工場跡地へのアリオ札幌の出店など、現存する大規模工業用地の土地利用転換等、民間による都市開発の動きが活発化している。一方では土地の低未利用に対し、マンション立地の動向が活発化しており、特に都心と近接する立地特性を活かした住環境としての地区更新が進められている。

 
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